北海道長沼町からの贈り物~算数の使い方~
師走も気づけば20日である。
この時期の仕事といえば、年賀状にふるさと納税だ。
最後の5,000円分のふるさと納税を、今年は北海道長沼町の
たまねぎ5㎏じゃがいも5㎏セットにした。
そして届いたものをみて、みんなで喜んでいた。
さてここで息子に問題。
実際に玉ねぎ1個の重さとじゃがいもの1個の重さを量ってみる。
玉ねぎ…1個200g
じゃがいも…1個150g
妻に聞いたところ、近所のスーパーでこのサイズなら、
玉ねぎ4個で100円、
じゃがいも3個で100円だそうだ。
ここで問題。
ここに玉ねぎとじゃがいもが5㎏ずつあります。玉ねぎとじゃがいもの重さは各々1個当たり200gと150gです。玉ねぎは4個で100円、じゃがいもは3個で100円です。お父さんは5,000円寄付してこれだけの野菜をもらいまいした。必要に応じて小数点第1位で四捨五入を行ってよいします。還元率(寄付した金額に対してもらった野菜の金額)は何%でしょう。
計算だけでは簡単だと思い、還元率で%を求めさせる問題に仕上げてみた。
【息子】
玉ねぎ1個の値段は25円。
5㎏は5,000gだから5,000÷200=25個の玉ねぎが入っている。
25円×25個=625円
じゃがいも1個の値段は100÷3=33.333…円≒33円
5,000g÷150g=33.333…円≒33個
33円×33個=1,089円
625円+1089円=1,714円
1,714÷5,000×100=34.28%≒34% 答 34%
ぶー。
【私】
玉ねぎは同じなので省略。
じゃがいもの値段は3個で100円なので、1個の値段は、100/3円。
5,000g÷150g=33.333…円≒33個
100/3円×33個=1,100円
625円+1,100円=1,725円
1,725÷5,000×100=34.5%≒35% 答 35%
じゃがいもの値段の考え方をどのように考えるか。
小学生らしく1個の値段を導き出して四捨五入をして33円にするか、
分数のが概念を使って100/3のまま処理をするか。
0.333…円を切り捨ててしまうことにより結果的に11円の差が出てしまい、
最後の計算結果である還元率に1%の差が出てしまう。
息子は、この11円の差がどこから出てきたかを考えさせ、
上記の通り、四捨五入による0.333…円の違いが理由ということは
自分の力で発見できた。
ここまで考えていなかったけれど、良い問題だ(笑)
…と私は35%という答えにしたのだが、小学生的にはこの答えで
あっているのか?は私にはよくわからない。
まあ、分数の考え方を使うことで正しい値を導き出せることは間違いないので、
一応このやり方を理解してもらった。
以上のように算数の使い方を実際に経験して、
自分の生活に役立てることを学んでもらえたと思う。
(分数と四捨五入の問題も絡んできたのが想定外だったが…)
ま、今回は妻の
じゃがいも3個100円の値段設定が完璧
だったことは間違いない。
そして還元率35%なのでふるさと納税的にも良いお品物でした。
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