4人兄弟の長男の中学受験【コスパ重視】

2022年度(2021年2月に受験)に中学受験を予定している男子の父親のブログ。独断・偏見アリアリで。日々の仕事に忙殺されているので後ろの3人のためにも備忘録を含めて…。

二月の勝者(6)

「二月の勝者」という中学受験の漫画がある。
最近6巻が出たのだが、これが面白い。
色々な子が中学受験に挑戦する姿が細かく描写されている。


基本、塾の先生目線で書いてあるのが面白い。
なかなかえぐいことも書いてあるが大変勉強になる。
読みやすいマンガなのでぜひご一読あれ。



さて、この6巻に書いてあったのだが、
開成だ麻布だに行くようには塾としてどのように育てていくか?
という問いに対して、
「地頭の良い子が門をたたいてくれるかという運」が最も大切、
という身もふたもないことが赤裸々に描いてあった。


そりゃそうだよなぁ。


先日受けた、全国統一小学生模試。
この規模の試験を無料で行っている。
その理由は私としては2つあると考えている。


1.上記の地頭の良い子でまだ塾に行っていない子の囲い込み
2.学力云々はさて置き、塾に金を落とす子を釣る釣り針


多少の暴言はご容赦願いたいが、おおよそこんなところだろう。


世の中にタダより高いものはない、という金言がある。
要は、塾側としてはこの模試はCMであろう。


1の子が来たら儲けもの。広告塔になりそうな子であればしめたもの。
基本は2の子で商売として成り立たせるようにする。


別に2だからと言って悪いわけではない。
それで良い学校に行ければ上出来だ。


ただ、塾としては1の子供たちに質の良い授業を提供するのは自明の理だ。
なぜならば企業として永続的に発展しようと思うのであれば、
来年・再来年のため広告を作ることを考えて今の授業を行わなければいけないから。


要は、同じ金を払うのであれば上位のクラスに入ったほうが得
というそんな当たり前のことを改めて痛感したのだった。